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Diamond Gold Body by Smiling, Laughing 笑って金剛身 yemen.exblog.jp

心穏やかに、心持ち次第、ありがとうございます 


by よく寝る、笑う、体を暖める、爪もみ、足揉み

モードの切り替え

 茂木氏の「脳の中の人生」の中からのいくつかのアイデア。「」部分は同書からの引用。

1.怖い思いとハッピーな気分
 これらの違いによって、脳の前頭葉(自我を支える中枢)はモードの切り替えをするそうで。

 で、怖い思いの場合は、生存本能が働いて「自分が見ているものを観察し覚える」という能力が増すんですが、言語機能は低下。

 他方、ハッピーな気分になると、単語を覚えるなどの言語にかかわる高度な認識能力が高まるそうです。


2.鏡を見るという行為
 鏡自体が登場したのは古い話ではないんですが、いずれにせよ、鏡をみて自分だと認識できたのは、チンパンジー、イルカ、オランウータンおよび人間だそうです。

 「鏡は、自分をあたかも他人であるかのように見るための道具である。「自分は自分である」という自己意識こそが人間らしさの本質、だとすれば、鏡はもっとも人間の意識の奥底まで入り込んでくる道具だといえる。人間は、鏡をみるからこそ人間なのかもしれない。」

 銅鏡などが宗教的な文脈で重宝されたという意味合いはこういうところにあるんでしょう。
 
 ただし、意識の奥底まで覗きこむためには4次元的な視覚が必要となるんでしょうが、鏡は見方によっては変性意識への契機となりえます。

***
 なお、ムーディ博士の「先祖(死者)と会う」のやり方として、夜中に真っ暗な中で鏡をリラックスして見続けるというものです。ちょうど、ハリーポッターが深夜の校舎で秘密の鏡をみて両親を「見る」のと同じです。

 これにより、「あちら側」と交流することができるのですが、自分の記憶の再生なのか、それとも本当に「あちら側」なのかが???になるかもしれませんし、また立ち現れる「映像」の質はまちまちでしょう。
 いずれにせよ、鏡をみることが変性意識状態になるプロセスであるとすれば、最初だけ鏡が必要で、鏡がなくてもイメージがそこに現存するのであれば、ある種の実体性はあるのかもしれませんね。
by triad-dyad | 2009-02-12 15:48 | 瞑想Meditation | Comments(0)