若石法か、それとも官足法か、それとも足心道か
台湾人にとっては、足底療法といえば若石法がまず言葉として出る、そんなところでしょうか、といっても若石は牧師さんの名前を漢字で音写したのみですが。いわゆる、強もみはこの初期の若石法にだいたい根拠が求められると言えます。
しかし、近年の若石法では、「強く押す必要はない」というスタンスのようです(マレーシアで売られているオイグステン氏の本にはそう書いてあります)。
さて、強もみの可否なんですが、論点はいくつかあります。
1.病的なしこりがあるところは、そもそも弱く押しても、かなり痛い。
2.痛みは主観的なものであり、個人差がある。
3.よって、強くもんだから「痛い」というわけでも必ずしもない。
4.足もみの一つの目的は足裏の反射区を通じた神経の活性化。
ですので、やはり、病的な状態の改善ということを期待するのであれば、いずれのやり方でも「強」もみに受け手は感じることになるんでしょう。 ちなみに、強いもみは、力任せに押しているというのとは全く違います。足もみは力技ではなく、しかるべき圧を反射区にかけるものです。
ためしに、力任せで足をもんだとしたら、あっという間に腕の筋肉が疲労して10分も人の足をもめませんよ。また、そういうやり方は揉む側の手指、腕、体が壊れます。なぜかというと手にも反射区があります。それ以上に手指も所詮が指です、足よりも弱いんです。