風雲 雄覇天下 AKIRAに泣かされる
風雲際会浅水遊
成也風雲敗風雲
最近の音質のいいDVDだと、このAKIRAのDVDプレーヤーで再生すると主音声が聞こえないんですよね(中国語とタイ語版)。ですので泣く泣く中文字幕で音声なし・効果音あり、で見ているところです。
幽若、楚楚、明月(水霊)、夢(水霊)、などいい感じです(真好的!)。 しかし孔慈は悲劇的ですね、しかしあれが中国人女性の情愛的な心情の一つなんでしょうか?
しかし、明月=夢にしかみえませんが、Walk-Inしたという風に考えたいところですが、まあまだ先がありますので明月がまた現れるかもしれません。
幽若のなくなり方も残念です、もう少し風との時間があれば・・と思うのですが、それは孔慈の場合も同じですし、明月もそうです。幽若、孔慈も雲の暴走で殺されてしまいますが。風は風でGone With The Wind「風とともに去りぬ」でしょうか。
なお、風小爺は武の達人でもありますが「仁者」であるということで、大人気です、大人気が故に多くの不幸も付きまということでもありますが。寛容という意味では無名に近い境地がありますが(しかし無名さえも乱れてきますが)。ここに理想の大夫の姿があるように思いますね。
歩驚雲は残念ながら周りが全く見えてません。話が進むにつれ、哀れになってきます。環境が人を作るかそれともその人自身か、彼の生き様はこの双方のバランスに苦労する、そんな感じでしょうか。環境のせいだとすれば、彼は魔へ、内面とすれば彼は仁者へ。しかし、彼の半生は悲惨そのものです。復讐の鬼と化します。そして一時、安楽を得たとして剣を捨てても、有名ということは多くの新たな敵が名を求めてやってくる、というわけです。いやおうなく戦いに巻き込まれていきます。
新たな敵は剣以外の新手の武器を使いはじめます、火薬ですね。
無名は、過去の剣の達人としての名声を捨てて無名と名乗りますが、そこに彼の弱さがあると言えます。なぜなら有無にこだわった名前だからですね。彼もバランスを失います。
多くの剣士が仏道に救いを求めますが、結局は救われずです、一時の逃げ場所にはなりますが。ようは過去の亡霊と罪悪意識をなくそうとしても、うまくいかないということで。
また無名役の彼は、笑傲江湖で「淫賊」の役でしたが、ここでは剣を超越した隠士の役でシリアスに演じてます、剣聖が使った剣廿三の術は陽神による剣作法とでもいえますか。