まぶたの裏側の映像と守護霊の幻、純粋意識
「まぶたの裏側には、いろいろな現象が見える。なぜ私がまぶたの裏側にこだわるかというと、それは「死の超越」への重要なキーワードだからである。ということは、むろん純粋な「瞑想法」の重要なキーワードでもある。
まぶたの裏側にいろいろな現象が見えるのは、重要ではあるが反面やっかいな性質も含んでいる。やっかいなのは、いろいろな現象が見えてしまう人である。神様、仏様、守護霊、背後霊、宇宙人など、いろいろと見える人がいるが、こういう人がやっかいなのである。(中略)どうしても自分が見ている現象を大切にしすぎてしまうあまり、他の現象を見ようとしなくなるのだ。そういう人もできれば白紙の状態で取り組んで欲しい。」
この趣旨は、瞑想で起こることを徹底的に観察すること、それは顕在意識による観察だけではなく無意識による観察まで深化ことで純粋状態に到っていく、というものということです。
ようは、神様だとか守護霊だとか背後霊だとかそういう「幻想」に拘泥(こうでい)する限り、純粋な意識に到るのは無理だということですね。
いずれにせよ、すべての答えはあなた自身の内部にあるのであって、守護霊にあるわけでも先祖霊にあるわけでも、または天使や神々にあるわけでもないってことです。だからこそ純粋意識に到れというわけです、それがあなたの根源的な部分だからでしょう。