舌打ちを受けながらの語学修行と若さの維持
ですので一緒に勉強していた人は逃亡してしまいましたね。
舌打ちというのは、案外、屈辱的なんです。まあでも舌打ちする方からすれば、駄目な学生であればあるほど、舌打ちの回数が増えるわけですから、数を多くこなすことになると結構な舌と硬口蓋への負担になりますね。
厳しい先生と言えるでしょう。間違いの指摘は細かいですし、何で間違ったかは全く指摘してくれませんので、ひたすら自分で自己修正しないと舌打ちの雨嵐ということになります。
今から思えば、こういう先生に教えてもらったのは良かったと思いますね。
我を打ち砕け、天狗の鼻を打ち砕け、ってことです。そうしないと物事は見えてきません。そして、自分を崩してくれるのが、こういうタイプの先生です。
なお、ある程度の地位と年齢になって、「先生」と呼ばれている人は、気をつけないと無意識にも天狗になってしまいます。そういう場合は、新しいことを始めて先生について学生となる場を持つことがいいんでしょう。さもないと天狗のままで、じきにピノキオの鼻みたいになって、頭が固まって木になって老化していくんですな。
シヴァのように破壊と再生を繰り返すことが、若返りの秘訣です。
若返りたい、または若さを保ちたい人は、自分を破壊することですね。