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同時通訳フリークに捧ぐ、同時通訳のコツ?

 英語については、同時通訳という技術は日本でもそれなりに普及していると言えるでしょうか。他方、特殊言語については、国連でもそうでしょうが、ある一部の特異集団に依拠せざるを得ない状態ともいえます。なぜかというと専門用語などに通暁していないと会議の同通はできませんので。

 さて、同通は、外国語→自分の言語に訳する方が断然、楽です、なぜかというと個人的な経験では、同通は耳に流れてくる言語に7割、コンマおいて訳す言語に3割ぐらいの比重で意識をかけるとスムーズにできるからです。
 つまり、訳には殆どこだわらず、耳に入ってくる言語をそのまま訳していき、話者の話に隙間ができたときに、文としてなんとなく整える、論理的に整合性をとるということになります。ですから、訳していく言語は自分にとって母国語またはファースト言語であることが適当ということになります。
 そうでない場合は訳に多少の時間がかかるため、同通としてのリズム感とスムーズさがでてきません。
 なお、同通では速記手前ぐらいのメモとりをしておけば、あとで報告にすることは可能になります。
 同通はある意味でかなり直訳になりますので、聞く側が論理的に再構成するという作業が必要になります。ですから、同通の通訳はなんとなく聞いててわかるかもしれませんが、実際にはちょっとした聞く側の工夫が必要です。

 なお、Whisperingによる通訳は逐次通訳と同時通訳の間ぐらいの感覚で、比較的丁寧に訳することが求められます。しかし、丁寧すぎると会議の流れなどについていけなくなります。おそらくWhisperingによる通訳は、全体で何がどういう風に進んでいるか、どういう意見がでているかを説明するような形で訳をしていくことが適切なのかもしれません。

 ちなみに、通訳業務というのは脳の細胞を特殊な形で疲弊させますので、ちゃんとケアをしないとメンタルにやられることが多々ありますので注意が必要です。
by triad-dyad | 2007-12-08 13:24 | 言語languages | Comments(0)