災害、人はなぜ逃げない?
記事によれば、
人間は災害を過小評価しがちだそうで、だから災害が起こっても逃げず、被害にあうということだそうです。
逃げない心理には4つのパターンがあると分析しています。
1.認知的不協和
これは「過去の経験などから心の不安を解消するため、危険を過小評価するもの」。
→これは自己防御の一つでしょう、それでパニックにならないようにしていると言えます。
2.多数派同調
これは、「他人が行動するまで動かない。人数が多くなるほど顕著になる」傾向だそうです。
→これは噂に惑わされるパターンといえます。災害時にはかなず噂がでますので。
3.専門家エラー
「過去の経験にとらわれ、違うタイプの災害で判断を誤るもの」。
→専門家も所詮、経験則によるもので、新手の災害には対応できず、むしろ、彼らのもっている専門知識が無意味だとわかると一気にパニックになるという脆さがあると思います。理屈ぽい人のコメントは現場では慎重に聞くべきでしょう、「信頼できないと。
4.初心者エラー
これは、「知識がないために目の前で起きている災害が理解できない」、ものだそうです。
→ある意味で幸せなパターンです。
さて、災害というのは、おそらく常に新手のものとなると思われます、今後は特にですね。
ですから、パニックになるのは当然としつつも、自分の体の導く方へ行動することが正解であろうと思います。災害時には全員がパニックですから、そのときに流れる情報は信頼できません。
政府の指示、専門家の指示もあてになりません、おそらく、なぜなら「新手」だからです。
自分の体の指示をよく聴く、そのためには日ごろから自分の肉体との対話をしておくことが不可欠のトレーニングとなります。
どちらに転んでも大災害のときのリスクは同じです。
勿論、その場にとどまるというのも一つの対処法です。それが安全な場合もあります。
ですから「災害時に災害を過小評価して逃げないから問題」という発想は少し違うような気がします。