ニアマ医師のお言葉Dr. Niama's Inspiration
人間の悩みはみんな同じだ。
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ニアマ先生の診療室(8月20~26日)
●夫は62歳で、私は45歳です。問題は夫はあまり性的なものに関心がなく、よく寝るということです。この位の年になると、性欲がなくなるということなんでしょうか?
○男性は60代になっても精力を持っています。ですから心配するのももっともなことです。勿論、年齢とともに性活動が衰えていくのはありますが、生きている限り残るものです。夫がまったくセックスをしないということには何らかの背景があるとおもいます。例えば精神的な、仕事上のまたは金銭的、家庭的、または病気といった原因です。これらすべての原因が性欲に影響を与えます。ともかく夫の尿検査を行い、睾丸の活動状況やテストステリンの分泌量をチェックするとよいでしょう、また望ましくは医者に相談してよく検査してみることです。
●聞いたところでは、魚を子どもに食べさせることは非常に重要であるそうですが、いつ頃子どもに与えたらよいのでしょうか?またどの魚が望ましいのでしょうか?
○魚は第一級のよい食材です。魚は栄養にとんでおり、また消化しやすいのです。更に、骨髄に欠かせない物質を含んでおり、カルシウム、燐酸、ビタミンA、Dとかです。
こどもには生後3ヶ月から週二回小さじ分与えるとよいでしょう。小魚が汚染度が大魚に比べて低いのでよいでしょう。ツナは子どもには適していないので避けるべきです。
●医者に見て貰って、尿検査をしたところ、アルブミン(タンパク質)が尿に出ていると言われました。これは何を意味するのでしょうか、何か危ない病気があるのでしょうか?
○アルブミンは血液や体内に自然に存在するタンパク質です。血液が腎臓を通過するときには小さい分子(ソディウムとか)は透析されますが、タンパク質は透析されません。しかし腎臓の機能に問題があると、このタンパク質も流れでてしまい、尿に含まれてしまうわけです。
尿にアルブミンがあるということは、原因は単純に熱があったとか、日焼けしたとか、
体が冷えたとか、無理をしたとかとかの場合もあります。ともかく、アルブミンが含まれているからといって、腎臓に特に問題があるわけではありません。またアルブミンは長時間座り続けると出る場合もありますが、休憩をすれば治ります。
たまに病気の場合もありますが、その場合はちゃんと治療をしないとウィルスに侵されることになります。もし尿に150mgを越えるアルブミンが存在する場合には、腎臓疾患の可能性がありますので治療すべきです。