足もみ、足ツボ、足つぼ、足リフレ、足底療法、足心道
足を通じた健康法や民間療法に関心のある方へ。
*官足法実技講習会(3月12日於目黒さつき館 午後約3時間半)*
・実技指導者:行本昌弘氏(文化創作出版社長、「足の超健康法 官足法とともに」著者)
・アシスタント指導者:吉田潔氏(ファクトリー吉田社長;官足法グッズ関係の会社)
*講習会でのポイント以下の通り。
○官足法について
・官足法とは、自分で自助する足の反射区を刺激することで、体の汚れ等を浄化して、健康法を保とうとするものである。だから、他人に施すことは主眼ではなく、あくまでも自己管理健康法である。
・コツは自分の足には意識的に強めにおすべし(←自分には手加減しやすいから)。他方、他人にサポートとして施す場合、弱めに行う(←人それぞれにあわせてが理想的ではあるが、経験が必要となる)。
・官足法は官有謀氏(台湾人)が、戦後肺水腫にかかった折に、川原の砂利のうえを走る子供たちをみて、自分も小さいころを思い出して走ろうとしたところ、痛くて砂利の上にはだしにもなれなかったこと、から始まったものである。
・官氏の理論と実践をもとにしたのが若石健康法である。
○足とは
・足は小宇宙であって、ただもむだけと簡単で単純ではあるが、それは小宇宙のひもをとくのと同じく、限りなく深遠なものである。
・足先が特に重要である。なぜなら、足先は心臓からもっとも遠くの位置にあり(だから血がかよいにくい)、また頭の反射区であるからである。
・代謝残留物(老廃物、汚れ)がたまった足は、化合物ですから「固く」なり、次に固くなった老廃物は血管やリンパや神経を圧迫し、それぞれの循環、経絡を阻害します。その阻害により、血液、体温も「冷たくなる」。一番先端にある足の指先から徐々に上部にむかって固く冷たくなります、次に足の裏、甲、踝、ふくらはぎ、膝、太もも、股関節とだんだん上へ向かって固くなる。この状態が踝までくると下の血圧が高くなり、膝までくると上の血圧が高くなってくる。血圧の高い人のおおくは、膝の裏に固いしこりがある。
○官足法のやり方
・まずは、自らの足を観察せよ。親指が人差し指についていないかどうか、ついていると
親指の人差し指側の反射区である三叉神経、脳幹・小脳が弱る可能性がある。またつめをよく観察すべし、つめの変形は脳の「変形」をも意味する。
・その後、体の毒素を排出するというもっとも重要な役割を果たしている腎臓、輸尿管、膀胱、尿道をおす。そして足指、足裏全般、内側側面、外側側面、足の甲、ヒフク、下肢、膝、膝上10センチ以上をほぐす。そして仕上げに腎臓、輸尿管、膀胱、尿道。なお、肝臓は深く押す。
・基本原則は、息をはきながら押すべし。
・押すときは、手首を動かすべし、腕を上下に動かしても足裏深部までとどかない。また肘をいためる。上下運動で刺激された部位はやわらかくなるよりは固くなってしまう。
・棒(手指の関節でもそう)を使うときは、棒を反射区へ押し込んで、切腹するような要領で横へずらしながら汚れをつぶすようなイメージで移動させ、下に押して流す(下は理想的には心臓の方向)。これを繰り返して、足裏反射区の深部をほぐす。「押してつぶして流す」
・足の甲は両手の拳骨ですべらせるようにしてほぐす。くるぶしの下のリンパ腺のところは、人差し指の第二関節でほぐす。
・下肢は、徑骨にそって深くもみほぐす、膝上は両手のヒールの部分でもみほぐす、上へと。
○具体的例
・高血圧の人は、肩甲骨の内部に血が滞留しやすいので、肩甲骨を中心に肩がこる。他方、
そういう人の肩甲骨をほぐして血流をよくすると、脳梗塞を起こす危険がある、なぜなら、高血圧の人は、膝下まで血が十分にながれていないから高血圧になるのであり、余分の血が一気に脳の押し寄せることになると脳の毛細血管に負担をかけるからである。だから、まずは足裏をほぐして足に血を流してから肩をほぐすべし。
・股関節が固くて膝が開かない人は、太もも根元をほぐすと同時に、反射帯である同じ側の肩の根元をほぐすとよし。また背中がこっている人は、臀部も固くなる、腰のこっている人は足のももの外側が固くなっているので、ほぐす。
・ほぐした後に、青あざができることがある。青あざができるのは、一般的に酸性体質の人(薬を良く飲む人や肉食の人に多い)で毛細血管がもろいことに起因する(つまり汚れが大量にでるも静脈が耐えられず出血してしまう)。そういう場合には、その部分は2週間ぐらいほかっておけば自然になおる。また静脈は再生機能があり、破壊されると再生されると補強されるので、官先生は3回つくりなおさせるべし、と言っている。というのも3回つくりなおされた静脈は強固のみならず、体質改善をも意味するからである。