連載700回「総務部総務課 山口六平太」
このスーパー総務とも言うべき山口六平太の連載が続いているということは、ファン層がかなり厚いということの証左でしょうね。かくいう私もファンの端くれというあたりです。
この漫画がなぜ人気があるのか、ということを自問自答してみると、とりあえずの回答ぶりは以下のような塩梅でしょうか。
①サラリーマン社会の縮図とエッセンスがそこはかとなく触れられている
②日本人受けする人間性を六平太が体現し、また代弁している
③性善説に基づいてる、すべての登場人物が否定されていない
④上司部下の関係が、パワーではなくて、人間力に基づいている
⑤時代の変遷や仕事環境の変化に対応している
⑥一応、時間が流れている
⑦読了後の気分がいい
⑧釣りバカとは異なる
⑨出世という価値とは違う価値観を提示している
まあ、六平太みたいな社員がいる会社が実際にあれば、見てみたいもんですが、
案外、身近に六平太もどきの人物はいっぱいいるのかもしれませんね。