Kalliroe at 'Ain al=Zara
この山側にサロメとヨハネの逸話のあるMukawirがあるというわけです。
マダバの地図にも温泉プールが描かれているということで以下のイメージ。
で、この場所はどこかということなのですが、ようやく判明、いままでに紹介してきた「死海海岸風呂」「死海洞窟風呂」「死海壺湯」のエリアにあったということのようです。40以上の温泉という部分ですが、私の探索によればこの場所の泉源はかなりの数という印象ですので、あながち誇張でもなく、当時は大規模なテルマエロマエがあったかもしれませんね。証拠は後日。
(壺湯)
なお、イエスの時代には、ヨハネが庵を構えて洗礼を施したマグタス(مغطس Sapsaphas and Anon at Wadi Kharrar)の近くにはLiviasというPeraea都市の中心的町があり巡礼者の宿場町として栄えていたそうで記録によればBaths of Moses(モーセ風呂)という温泉があって巡礼者の疲れを癒した他、らい病にもてきめんの効果があり湯治場としても有名だったそうです。現在では温泉源はなさそうでメインは上記の場所。またPeraeaにはイエスも徘徊したそうですので、イエスも温泉に浸かった可能性は十分ありそうですね。むしろイエスも温泉好きだったと言えたとしたら興味深いですね。
ちなみに、このエリアは海抜マイナス400メートルですので、物の本によれば紫外線も届きにくいので日光浴に適していて、また酸素も8%濃いということで、病気治癒にも適しているそうです。
また死海の塩分濃度は27%でミネラルも豊富ですので、紅海の塩水とも全然違いますね。