Mission Impossible:Ghost Protocol,Harry Potter
1 ハリーポッターの最終作
最後の最後のシーンで、ハリーが息子の名前の意味を教えるところがありますが、それに尽きますね。
この最終作ではスネイプという存在の「本当の意味合い」が明らかになるところが、読者にとっても昇華するタイミングといえるでしょう。
2 ミッション・インポシブルの最新作
この作品のポイントは、最後の1秒まであきらめずに行動を起こす、そういうチーム(4名)がいれば、危急存亡を回避できるというところでしょう。
他方、この作品の最後でも、新しいミッションを受けるかどうか、というところで、イーサンの妻をめぐる「トリック」が解消されてきますが。。。
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この上記の2つの映画は、全然違いますが、あるメッセージだけは共通です。
つまり、自分が「事実」だと認識していることが、実は全然違うところからの意図によって全く別の「事実」の側面を持っているという点と、その新「事実」を知ったときの反応は両作品では後悔ではなくて、葛藤のエネルギーの解放であるということですね。
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ですので、スネイプのような「悪者」が本当に悪者かどうかという点はよく留意したほうがいいでしょうね。
またハリーが奇しくもスネイプ教授はもっとも勇敢な人物であったというのは、そういう「悪者」を演じきったというところであったでしょうし、スネイプ教授には非常に孤独なプロセスだったといえるでしょう。