Gary's Description アカシャへのアクセス
何かのヒントになりそうですから。。。
***
(両脚を組んで)リズミカルな深い呼吸がスタートする。彼が過去20年間、ずっと行い続けてきた呼吸だった。慣れ親しんだ”チリチリ感”が背中の一番下のところで発生する。
続いてそれが温かなエネルギーの塊となって体の中心部を上昇し、頭頂部から溢れ出て周囲の空間に充満する。ゲリーは反射的に、身体感覚を閉じ始めた。まずは、聴覚、つづいて味覚、嗅覚、触角が閉じられ、最後に視覚が停止する。
無数のコオロギの鳴き声のような音が頭に轟き、彼をより一層、身体感覚から遠ざけた。明るい光が額から流れ込み、ゲリーの意識的知覚のすべてを、肉体からエーテル体へと引き上げた。
次の瞬間、彼はアカシャ、「記録の殿堂」の巨大な扉の前にいた。
その扉の壮麗さにいつも同じ新鮮な驚きを覚えつつ、ゲリーは静かにアカシャの守護者であるマイク・アイ・エル・アーの”大広間”に足を踏み入れた。意識的にそころ訪れてきた者たちの蓄積した喜びがゲリーに押し寄せ、”存在するすべて”を知っているという感覚で彼を満たす。いつそこを訪れても押し寄せてくる感覚だった。
***
こういう文章は、創作ではかけないでしょうし、体験まずありきで、その体験をどうやって文字化するかという難しい作業を経て、ある程度妥協した上で最終的に書かれたものでしょうね。