تركي الدخيل ヨガもハラーム?!
http://www.turkid.net/
トルキー・ドヘイル氏は日本でいえば田原総一郎氏的なメディアでは有名な人物ではありますが、急進的というわけではなく、どちらかといえば常識的な中立派のジャーナリスト兼テレビ・パーソナリティといったところでしょうか。
彼の最近の某新聞のコラム記事の中で、
最近、宗教権威の一人(د عبد الرحمن الجرعي)は、「ヨガは本来インドの多神教徒が太陽神なるものに近づこうとして行う宗教的な行為であり、ヨガを行うことは多神教を信奉することにほかならず、一神教徒はヨガを行うことは許されない(ムハッラム)。リラックスのためにはヨガ以外のものを行うべし。」との判断(ファトワー)を出したことを紹介してます、?付きです。
でドヘイル氏の意見としては、ヨガが宗教的禁忌に当たるのであれば、もし別の宗教が「水泳」を「宗教的儀式」で採用するようになったら、「水泳」も禁忌になるのか?!と記事の中で「自問」してます。
***
ひょっとして、この宗教者は、クンダリーニ・ヨガとかタントラ・ヨガを念頭にしてそういう判断をしたのかもしれませんが、もしそうであれば、今のご時世であれば「的確な判断」かもしれないと個人的には思いますね。どうやらドヘイル氏自身もあまりヨガには詳しくなさそうですし、いわゆる「体操ヨガ」を念頭に置いた上でので判断への?でしょうから。
なぜ「的確な判断」かといえば、今、この地域で、「クンダリーニ症候群」やら「スピリチャル・クライシス」が多くの人に発生すると、おそらくエネルギー的に的確に導ける人はほとんどいない、つまりリスク・マネジメントができる状態にはないからですね。せいぜい、聖典を読んで敬虔になって、「許し」を乞え、または礼拝をもっとおこなうべし、そんなところぐらいしか「処方箋」は提示できないんでしょう。それか精神科などで薬をもらうかぐらいです。
自分の信条と違うシステムに属するもの(含む「体操」)を急に行うようになるのは、健康のためとはいえ、今では非常にリスクが高い行為といえるでしょう、おそらく。ただし、しかるべく指導できる導師がいれば幾分は安全弁にはなるでしょう。
***
なお、今入ったニュースによれば、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、サモア、トンガと太平洋地域全般で津波警報がでたようですね、地震発生により。