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by よく寝る、笑う、体を暖める、爪もみ、足揉み

言語と自由度

 異言語を学ぶという行為は、自分の母国語という概念の枠組みの外にでるという行為にもなりえます。
 この枠組みの外にでるということは、自分の出身母体を再評価することでもありますが、もっと重要なのは、別のエリアがあるんだという心理的な、概念的な自由度が増えるという点です。

 ただし、その別のエリアだけに浸りすぎると、それは自由度が増えたということにはならないんでしょう、だから逆カルチャーショックが起こるわけです。

 で、バイリンガルというのは、実は概念的な枠組みがごちゃごちゃです、ですので最初から混合型だので、混合型として「1つ」なので自由度という意味ではあまり広くないんでしょう。

 つまり、チャンネルを多くもつことが自由度をより増やすことにつながるというわけです。
 バイリンガルはチャンネルは1つです、逆説的ですが。

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 自由度が増えれば、「日本語が一番美しい」なんていう発想はでてこないはずでしょう。
 なぜかというとチャンネルはそれぞれ等価値であり、同様にすべて美しいのです。

 ☆☆☆
 ですので、世界から少数言語が消滅する、生命(=生命言語)が絶滅するということは、
 それだけ世界の自由度が減っていくということでもありましょう。

by triad-dyad | 2009-06-18 04:06 | 言語languages | Comments(0)