お遍路の接待と「お客様は神様です」
小豆島かなんかのお遍路さん用の休憩所(ボランティア経営)にボランティアで接待している人が、
イタリア人の旅行者からの「どうして接待をしようと思ったんですか」という質問にこう答えてます。
「今まで自分が受けた恩を接待を通じて皆さんにお返ししたいからです。」
それを同行の女性がどう訳したか分かりませんが、そのイタリア人は、
「イタリアにも”お客様は神様です”という言葉があります、同じですね」
といって両者は固く握手、そういう映像でした。
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お遍路の接待の気持ちと、「お客様は神様」という発想は、似ているようで全然ちがうんじゃないでしょうかね?
別にお遍路の接待はお客にしているわけではなくて、すべてに対して接待しているわけですから。
だから、個人的な見方だと上記のやり取りは、実は「すれ違い」です。