1933年3月27日
「1933年2月24日、国際連盟特別総会においてリットン報告書(対日勧告案)が採決され、賛成42、反対1(日本)、棄権1(シャム=タイ)の賛成多数で可決された。可決直後、席上で松岡洋右日本全権は「もはや日本政府は連盟と協力する努力の限界に達した」と表明し、その場を退席した。」(出典:Wikipedia)
そして、3月27日に正式に国際連盟から日本は脱退。イタリアと独と三国同盟にて突進していくわけですが、さて現在の一部の国は日本が置かれたこの状況に近い立場にあると言えるかもしれません。
「賢い」日本人でさえも、「努力の限界に達した」と退席するぐらいですから、今の世界情勢でもこういう状態になってもおかしくないですよね。
昔とは状況が違う?そんなことはないでしょう、ほぼ同じかもしれません、敗戦国独も借金攻めで八方塞がりであったわけで、「経済制裁」というのは八方を塞ぐ行為でしょう。それで問題が解決するなら第二次世界大戦なぞは起こらなかったのではないでしょうか。
***
人の首をしめて結果的には自分の首が締まるというわけです。
***
なお、タイは棄権してますが、その立場はタイの近現代史を見る限り、賢明な判断だったんでしょう。