ある仏教徒の言葉
("The Maya End Times" by Patricia Mercier)
の中に紹介されているのですが、こんなようなフレーズです。
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心の広さは、それが何に乱されるかで、測ることができる。
小さな沼は、小石ひとつで大きな波紋を立てる。
湖をかき乱すには、もっと大きな石が必要である。
広々とした大海を乱すことのできるものはない。
たとえ山々が崩れ落ちてこようとも
大海はあるがままの姿を保っている。
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個人的には、「心の広さ」というのは、エネルギーの量としたいところです。
忙しくなると乱れてしまうのは、エネルギー値が落ちるからですし、
また「器が広い」というのも「器」が先にありきではなくて、その人が媒介できるエネルギー量が多いから、その結果として肉体のエネルギーの「器」が広いというわけです。
ということで大海も当然ですが、その蓄える、また媒介するエネルギーは巨大なものがあります。
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なお、上記の作品は、欧米人的な価値観によるマヤ予言(2012年)の解釈バージョンといったところです。
個人的には、読了後、あまり「しっくりこない」感じが残ります。
ただし、スピリチャル・アドベンチャー小説(ちょうどTomb Raiderのような)として読むにはいいかもしれません。