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心穏やかに、心持ち次第、ありがとうございます 


by よく寝る、笑う、体を暖める、爪もみ、足揉み

双方向の通訳でもう一人の通訳がcredibleではない場合

 現場にいったら、「質のいまいち」な通訳がいる、なんてことはよくあります。
 それは先方側が準備したということになるのですが、

 そういう場合は、事前にその通訳のレベルを測る時間はありませんから、
 とりあえずは、外国語→日本語などをまかせるというのがいいのかもしれませんね。
 日本語→外国語はこっち(自分)が担当するわけです。ただし、これはあくまで
 日本語で発信する側の発言内容が重要な場合です。
 相手の発言内容の方が重要な場合は逆となります。


 しかし、クレディブルでない同時通訳・通訳は申し訳ないですが、通訳は現場であきらめてもらうしかありません、相手のプライドが傷付きますが仕方ありません。通訳のプライドよりも会議、会談のきちんとした成立が目的ですから。正直、こういう通訳では会議自体が成立しなくなります。

 なぜ、こういう「困った」アレンジが起こるかというと、途上国では、通訳は例えば日本で勉強した留学生とか、その後に日本語を教えている先生だとか、そういう人を通訳として提供してくるんですが(つまり人材がいない)、しかし、それはプロの同時通訳でもなければ、また通訳がきちんとできる人でもない事が多いんです。

 日本語が「ペラペラ」だからといって、通訳ができるかといったら、そんなわけは全くありません。なぜか?簡単です、専門用語も頭に入ってなければ、またVIPを想定した言葉使いができないからです。

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 なお、現場でよく、同時通訳の訳がわからないので、Whisperingに変えるなんてことを、平気で通訳に指示する人がいますが、そんな切り替えは簡単ではありませんので、やめてください。

 
by triad-dyad | 2008-11-26 04:03 | Dolmetscherweg | Comments(0)