M-1 グランプリ 2003
個人的には笑い飯の両方ともボケ・ツッコミの漫才というのは、やはり、かなり画期的なものなんだろうと感じますね。ただ、ボケ・ツッコミのリズムがブレやすいので、そのリズムをうまく纏められれば、かなり面白いということになるんでしょう。
残念ながら、スピードワゴンのネタは、著作権の関係で殆どが音声なし、しかしネタは替え歌だったので、正直、どんなネタなのか理解できませんでしたね。
(以下は少し固め)
漫才は「皮膜虚実」的に、現実と交差しながら、少しブレた(ボケた)世界を構築して、崩すというその破壊・再生の縮図とも言える行為なんでしょう。しかし、その虚構をどういう切り口で作り上げて、どういう風に崩す(落とす)かは、時代や世代によって実はかなり急速に変化しているものでもあります。
この破壊・再生があるからこそ、漫才やお笑いというのは、気分をなんとなくすっきりさせてくれるものでもある、とも言えます。
【コメント】口からでまかせ、歯抜けソーメン