3つの意見のどっちを聞くか、自己矛盾と自己統一
奈良の安倍の文殊
(私は昔、奈良をよく歩きましたね)
「3人よれば文殊の智恵」というのは、私の見方では、人間、つまりあなたなことを指しているのであって、別に文殊菩薩を指しているわけではありません。
殆どの人間は、それこそ文殊菩薩的な人を除いて、3つに分断されてしまっています。
その3つとはこうです。
1.頭、理性、顕在意識
2.ハート、心、多次元
3.肉体、生存と智慧、無意識(過去世、未来世も含む)
で通常、殆どの人は、この3つの部分の異なった、矛盾した意見に翻弄されていて、分裂しているんですね。
えてして、理性偏重の現代人は1.の頭の判断に従います。しかし、矛盾していますので、ほころびがいくらでも出てきます。「あの人が何を考えているかわからない、矛盾している」というのは、殆どの人間にとっては当然のことです。一見してそうでなければ、そういう風につくろっているだけです。
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さて、エネルギーワークや、ハートのスペースに出入りするようになると、他の人が思っていることが3つの形で感じられるようになってきます。そして矛盾しています。
その時に他人の考えのどのレベルをその人の考えと捉えるかは、決めの問題です。その人の頭で考えている意見をその人の考えとしておきましょう。
しかし、その人に何らかのヒント(生きる方向とか選択とか)を出す場合には、その人のハートが言っていることをその人の考えとするのがよいかもしれませんね。
そして、自分がどうなっているか、賢明な人は他人という鏡を通してみるわけですね。
自分の周りが矛盾だらけであれば、あなた自身が矛盾しているから、ということになります。他人を非難しても、社会の不条理を嘆いたところで、カワウソ先生も「お前のせいやんけ」というコメントをするだけでしょう。
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長くなりましたが、この自分自身の3つの部分が寄って、意思疎通をはかり、統一した立場を取るようになったときに、智慧が生じるというわけです。
正確には、統一した自然体のあなたになります。
なお、ハートと体はすぐに調整されます。最後まで抵抗するのは頭の中でも左脳です。
そしてハートが最終的には物事を仕切るようになります。
Living In The Heartですね、まさに。