受け入れ気功、無駄な抵抗やめ気楽に、だそう
榎木孝明氏のインタビューなんですが、榎木氏といえば絵も上手ですし、私の記憶の中では「天と地」の映画で毘沙門天の化身の上杉謙信役がなかなか良かったですね。女性ぽさも、上杉女性説にもなんとなく適合しそうですし。
毘沙門天の化身とはおかっないですが。なにせ、毘沙門天は人間を鍛えるそうですから。
で榎木氏が昨年から実践しているのが「受け入れ気功」だそうです、どうするかというと、否定的な気持ちを持たずに花粉症でも蚊でも病気でも「受け入れる」という思いの作業を主とする気功ともいえましょうか。
で、彼によれば「体に否定的反応を起させるのは「思い」。防御しようと思えば思うほど、拒否反応が出て不快な状態になると考えたんです。それなら根本的な発想を転換し、まず受け入れ、拒否反応を起させない。」だそうです。
また武道で膝や腰を壊したそうなんですが(日本的な太極拳や健康的武術でもそうなりやすいそうですが)、原因はハードすぎるというので「ハードに取り組むのをやめ、とにかくリラックスするようにしました。そうしたら、逆に体を酷使しなくても、必要な場面で必要な力を出すことができるようになった気がしますね。」だそうです。
おそらく、ある基本習得は必要でしょうが、ある程度を超えれば、むしろリラックス、弛緩、放松ということが、無心という無意識の体の作用をうまく引き出してくれるのでしょう。力まない、努力しない、価値判断しない、ってこととつながってきます。
さりげない記事ですが、そこに含まれれている意味合いは単純ゆえに実践しにくいものかもしれませんね。実践するのも努力になってきますから、ある意味。
絶対矛盾の自己同一、これは絶対矛盾の自己バランスと西田先生はご存命なら修正されてもよろしいかもしれませんねー。あんまり自己同一なんてすると、なんとなく「視野が狭く」なる観じがします。まあ、どうでもいい、概念遊びですけれども。