胸の空間に入るには・・・
ドランヴァロ師式であれば、男性的、女性的な方法があります。
男性的なやり方は、心臓の周りのエネルギーの渦をリアルにイメージして、その波にのっていくものです。
女性的なやり方は、何も考えず、とりあえず胸のスペースにいくように身を任せるものです。
さて、これらの方法だけでは、実は胸の空間には到達できません。準備が何事もいります。準備なくして到達できる人は、無意識にそういう作業をしてきた人といえます。
1.まずは、天と地のエネルギーをつなげないことには、胸への空間のゲートが開きません。天地をつなげるために、ドランヴァロ師はUnity Breathingという方法を紹介しています。簡単にいえば、天の父、地の母に祈りをささげてそのエネルギー(ドランヴァロ師はLoveとしています)をいただくというものです。
2.心臓、胸に意識が動くわけがないという思い込み。特に理性人や理屈の多い人に多い、メンタルな思い込みがあると、道は存在しなくなります。ですから、せめて意識はどこにでも移動可能なのだということをマイナスに判断しない、ということが必要です。
3.感情のエネルギーが道を「ふさいでいる」場合。これはトラウマのある人はよく直面します。つまり、胸に入ろうとすると痛みや不快感が増大して「逃げ帰ってくる」、またはそこから先にすすめないという場合です。トラウマや自分の闇に直面したくない人はこの「壁」にぶつかります。
[解決法]
・1の問題にはエネルギーワークをするしかありません。
・2の解決法も自分とじっくりと話しをすることと、実際にエネルギーワークで意識の焦点を松果体から動かして、実感するしかありません。
・3は、とりあえず、狭い道や壁をすり抜けて胸の空間に頻繁で出入りすることです。壁を否定することでは何事も進みません。
・いずれにせよ、胸の空間に、自分にとって信頼できる存在(霊でも聖者でもなんでも可です)をイメージで呼び込んで、案内してもらう、というのも可能です。
映画「コンタクト」である存在がとった主人公(人間・科学者・女性)との交流方法は主人公の父親になり、地球人にとって和む海岸という環境をつくったというものです。頼めば、そういうガイドも登場してくれる場合もあります。
[解決法その2]
隈本確氏の著作にもありますが、ゲンコツなり手を胸のところにおいて、そこで呼吸をイメージしながら、意識を落とすというのも方法です。ただし、この場合もあくまで胸の中にあなたにとって信頼できるエネルギー体に案内をお願いするというものです。
[まとめ]
人やものや世界が信用できない、自分自身の身をゆだねることができない人は、この手の作業はかなり難しいかもしれません。なぜなら、最終的には胸のゲートをくぐるときに決断が求められるからです。「リスク」があるということです、自分を手放す。
自分を手放せない人は、ゲートの中には入れません、おそらく。
胸の空間に入れないからといって、「悪い」わけでもありません。気にしないことです。気が向いたら、またやってみればいいんです。
入れない、そういう人には道が別に用意されています。
道は多様です。