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by よく寝る、笑う、体を暖める、爪もみ、足揉み

「京都ぎらい」は嫌いにあらずか

 新書で売れているということで井上章一著の京都ぎらい」を読んでます。

 著者の井上氏は京都府出身(洛外)、京大卒で国際日本文化研究センター教授で宇治在住とのことですが、洛中と洛外の深い溝、京都の寺院の志納金、僧侶と芸子などに独特な切り口で踏みこんでます。
 この本は洛外の人による洛中という京都に対する「愛憎」という一見感情的だが実はそうでもない計算された口上による京都案内という感じでしょうか。京都府外の他県の人にとっては、「京都ゴシップ」をのぞき見する感じで読めますが、独特な歴史感覚を持ちだしてくるので、「さもありなん」という感じです。


 武家文化から町人文化への変遷の痕跡がこの本の中でよく見えるのは、著者の手腕でしょうか。
 京都の花柳界を今後支えていくのは外国人ではないかとも。
 



  
Commented by triad-dyad at 2016-03-10 23:13
「多くの観光客が見ているのは、江戸幕府が支えた京都の姿に他ならない」
Commented by triad-dyad at 2016-03-10 23:16
現代風の変容を余儀なくされているにせよ
Commented by triad-dyad at 2016-03-10 23:56
後半は南朝節
Commented by triad-dyad at 2016-03-11 09:45
「京都の歴史を歩く」に言わせれば嵯峨は「院政期に開発された後、何の変哲もない畑作地を経て、文化的景観へと変貌する地域」だそう。著者は洛中人士でしょうかね
Commented by triad-dyad at 2016-03-12 20:42
「京都は変らないからこそ京都だったのではなく、変わり続けてきたからこそ京都なのであろう」 京都学
by triad-dyad | 2016-03-10 22:53 | 日本Japan | Comments(5)